【ドレスのサイズ選び方完全ガイド】これをおさえれば間違いない!体型別にみる7つの注意点まとめ

ドレスのサイズ選びは、美しさと快適さの鍵となる重要な要素です。適切なサイズのドレスは、体型を美しく見せ、自信を与えてくれます。一方で、サイズ選びを誤ると、不快感や見た目の悪さにつながります。例えば、タイトすぎるドレスは動きづらく、ゆるすぎるドレスは体型をだらしなく見せてしまうこともあるので注意が必要。この記事では、ドレスのサイズ選びの7つの注意点を紹介します。

そもそもドレスってどんなシーンで着るの?

ドレスのサイズ選びの前に、まずはドレスの基礎知識をおさらいしましょう。​​ドレスは一般的に特別なイベントやフォーマルな場面で着用されることが多く、その着用シーンについては、さまざまな場面で異なるドレスコードが存在。シーンに応じて、適切なドレスを選ぶことで、その場にふさわしい印象を与えることができます。まずは、ドレスコードを理解し、TPO(時間、場所、場合)に応じた服装を心がけて。

セレモニーにふさわしい服装とは?

結婚式では、新婦はもちろん、新郎やその親、媒酌人は格式高いフォーマルな装いが求められます。男性はモーニングコートやテールコート、女性はウエディングドレスや色打掛などが一般的。結婚式や披露宴にお呼ばれした時は、フォーマルよりも少しカジュアルな装いが一般的ですが、上品さを保つことが大切です。女性は膝丈からミディ丈のドレス、記念式典や高級レストランでのイベントなどにも、セミフォーマルが適しており、昼間のイベントでは素材やアクセサリーを工夫して、華美になりすぎないコーディネートを選びましょう。

ドレスコードがない場合の服装のポイントは?

同窓会やカジュアルなパーティーでは、 ドレスコードが指定されていない場合もありますが、会場の雰囲気に合わせたスタイルを心がけることが大事です。ホテルでの同窓会などでは、事前に問い合わせて適切な服装を確認したいもの。休日のデートなどは、カジュアルなドレスを選んで、リラックスした雰囲気を演出するのがおすすめです。
トレンドや人気のデザインを押さえつつ、場面に合わせたドレス選びは大人の女性のマナー。​​的確なサイズ選びもTPOの一つといえるため、これから紹介する体型別の注意点を参考に、あなたにぴったりのドレスを見つけましょう。

ドレス選びの成功はここから。採寸の重要性

ドレス選びの第一歩は、自身の体のサイズを正確に知ることからはじまります。ドレスのサイズは通常「号」で表記され、日本では一般的に5号、7号、9号、11号などの奇数で表示されます。日本で最も一般的なサイズは9号で、バスト83cm、ウエスト64㎝、ヒップ91cmが基準。

参考:成人女子用JIS規格のサイズ表示例(日本ファッション教育振興協会より)

正確な採寸は、ドレスのサイズ表と照らし合わせる際の基本になるもの。採寸時は必ず下着を着用した状態で測ることが重要です。これにより、サイズ選びの失敗を防いで、自分にぴったりの着心地を手に入れられます。

ドレスは通常、伸びない生地で作られているため、普段着よりサイズが小さくなることも。バストやウエスト周りは、体型によって差が出やすいため、サイズ調整が必要になる場合も多く、慎重に確認する必要があります。

正確な採寸方法と環境の準備

ドレスメジャーを使用し、絨毯などの柔らかい床面は避け、ヒールが沈まない硬い床の上で測りましょう。

適切な服装での測定

当日着用予定の下着を着用して測定。洋服の上から測定せず、直接肌の上から測ってください。ブライダル用インナーなど補正下着を使用する場合は、それを着用した状態で。

正しい姿勢と測定方法

まっすぐ立ち、自然な呼吸をした状態で測定。バストは最も突出した部分を、ウエストは最も細い部分を水平に測ります。ヒップは最も高い位置で、体のラインをつぶさないように注意。

丈の測定

当日履く予定のヒールと同じ高さの靴を履いて。ウエストの位置から床までの長さを測ります。

余裕を持ったサイズ選び

測定結果に基づいて選ぶ際は、4cm程度の余裕を持たせると安心。理想はバストに2cm、ウエストに3cm、ヒップに5〜8cmのゆとりを持たせること。

特殊なデザインへの対応

袖付きのドレスやボレロ、ジャケットの場合は、肩幅と二の腕の測定も重要。

専門家のアドバイス

サイズ表に当てはまらない場合や不安がある場合は、専門家に相談するのがおすすめ。
これらの注意点を守ることで、より正確なサイズ測定が可能となり、自分に合ったドレスを選びやすくなります。

 

実寸サイズの測り方

https://onepiece-rental.net/user_data/size_guide.phpより引用

表2)具体的な測定方法と注意点

 

美しさを引き出す体型別ドレス選びのポイント

ほっそりタイプ

 

リボンデザインオフショルダードレス

 

総レースIラインドレス

 

ほっそりタイプの方は、メリハリを作るドレスを選ぶことがポイントです。ウエストのくびれを強調することで、女性らしいシルエットが作り出せるペプラムドレスやベルト付きドレスが好相性。​​​​ウエストに差し色のベルトやリボンを使うことで、視覚的 にウエストを引き締める効果があります。明るい色をアクセントにすると、全体の印象を華やかにすることもできます​​。フリルやプリーツ、モチーフなどのデコラティブなデザインで、上半身にボリュームを持たせ、メリハリを作ると効果的。これにより、細身の体型でも華やかさを演出できます。


素材は、タフタやシルクサテンなど、ハリのある素材を選んでみて。体型をしっかりと形作り、メリハリを強調してくれます。ほっそりした体型の方は、ウエストが細いことが多いため、サイズ選びの際には特に注意が必要。​​タイトすぎると不自然に見えることがあるため、動きやすさとスタイルの良さを両立できる適度なフィット感を選ぶことが大切です。

ぽっちゃりタイプや妊婦さん

オフショルダーフレアワンピース

 

ホルターネックミニフラワーワンピース


ぽっちゃりタイプの方には、​​ウエストから裾にかけて自然に広がるシルエットで、体型カバー効果の高いAラインのドレスがおすすめです。このデザインは、ヒップや脚のラインをカバーしつつ、ウエストを引き締めて見せる効果があります。

余計な装飾は避け、シンプルなデザインを選ぶようにするのがコツ。ビスチェタイプやVネックのデザインは、上半身をほっそり見せることができ、小顔効果も期待できます。インパクトのあるアクセサリーを胸元にプラスすると、目線を上に引き上げる効果があるので、さらに効果的。上手に取り入れたいものです。Aラインのドレスは、ウエストの位置が高めに設定されていることが多く、自分の体型に合ったウエストの切り替え位置を選ぶことで、よりスタイルを良く見せることができます。
また、妊婦さんにもお腹周りに負担のかからないAラインのドレスがおすすめです。大きなお腹を隠しつつ、華やかさを演出できるので特別な日にはぴったり。ドレスの丈は、膝下やロング丈を選ぶことで、冷えを防ぎつつ、体型をカバーすることができます。お腹が大きくなるとスカートが持ち上がることを考慮し、長めの丈を選ぶと安心。

標準タイプ

ラメマーメードフレアドレス

 

ベロアカシュクールマーメードワンピース

標準タイプの方には、ボディラインを強調するタイトなドレスが効果的です。特におすすめはマーメイドラインのドレス。ウエストやヒップなど体のラインが強調され大人の女性らしいラインを美しく引き立てます。また、全体的に縦のラインが強調されるため、すらっとした印象を与えることも。特に、身長が高い方には好相性です。

素材選びが決め手、理想のドレスを叶える秘訣

ドレスの素材とフィット感は、見た目や着心地に大きな影響を与えます。サイズ表を確認しても、実際に着用してみるとフィット感が大きく違ったり。伸縮性のある素材と固い素材では、同じサイズでも着用感が異なったり。快適さとスタイルを両立するためには、素材の種類や特性を理解し、必要に応じてワンサイズ上を選ぶなどの工夫が求められます。ドレスに使用される素材は多岐にわたりますが、一般的には以下のような種類があります。

シルク

高級感があり、滑らかな手触りが特徴です。ドレープ性が良く、体のラインに沿った美しいシルエットを作りますが、伸縮性はあまりないため、サイズ選びは要注意。

ポリエステル

サテンシフォンフェアリーワンピース

耐久性があり、シワになりにくい素材です。軽量で扱いやすく、様々なデザインに適していますが、通気性が劣る場合があるため、季節によっては快適さが損なわれることも。

コットン

通気性が良く、肌触りが優しい素材です。カジュアルなドレスに多く使用されますが、フィット感を出すためには、デザインやカッティングが重要。

レース

総レースミニ丈ワンピース


エレガントで女性らしい印象を与える素材ですが、裏地との組み合わせや、伸縮性のないレースの場合は、フィット感に影響を与えることがあります。

試着が鍵。理想のドレスを見つける最終ステップ

ドレスのサイズ選びにおいて試着は欠かせないステップ。フィット感やデザインとの相性、動きやすさを確認することで、理想のドレスを見つけることができます。同じサイズでもブランドやデザインによってフィット感が異なることもあり、可能な限り試着するのが最適解です。試着時は、座る、歩く、腕を上げるなど、実際に動いて着用感を確認してみましょう。

フィット感の確認

ドレスが体にどれだけフィットするかを確認します。特にウエスト、バスト、ヒップのサイズが合っているかをチェックしましょう。ドレスがきつすぎたり、逆にゆるすぎたりすると、見た目や着心地に影響が出ます。

動きやすさ

試着後は、歩いたり座ったりしてみて、動きやすさを確認します。ドレスの丈やデザインによっては、動作に制限がかかることがありますので、実際に動いてみることが重要。

デザインとの相性

鏡の前で全身をチェックし、ドレスのデザインが自分の体型に合っているかを確認します。特に、ドレスのシルエットや色合いが自分に似合うかどうかをじっくり見極めましょう。合わせる予定の靴やアクセサリーを持参し、考慮に入れると全体のコーディネートをイメージしやすくなります。

ぴったり感を追求!お直しでドレスを自分仕様に

完璧にフィットするドレスが見つからない場合は、サイズ調整を検討することも一つの方法。わずかな調整で、ドレスの見栄えが大きく改善されることがあります。試着後にサイズ調整が必要かどうかを判断することは、理想的なフィット感を得るためのこだわりの一つ。ウエストやヒップのサイズが合わない場合、以下のような調整を検討してみては?

ウエストのサイズ調整

ウエストが大きすぎる場合は、詰めることができます。逆に、ウエストが小さい場合は、出すことも可能ですが、元のデザインや生地の特性によって制限があることも。

ヒップのサイズ調整

ヒップ周りも同様に、詰めたり出したりすることができます。特に、タイトなデザインのドレスでは、ヒップのフィット感がマストです。

丈の長さの調整

ドレスの裾が長すぎると、歩きにくくなったり、見た目が悪くなったり。特に、特別なイベントや結婚式などでは、ドレスが美しく見えることを求められるので気をつけましょう。裾上げは、ドレスのシルエットを整え、より自分に合ったスタイルを実現できます。​​
サイズ調整の可能性を考慮し、やや大きめのサイズを選ぶのも一つの戦略。​​試着後にサイズ調整が必要な場合は、専門の業者に依頼することで、よりフィット感を高めることも期待できます。自分に合ったサイズのドレスを見つけるためには、信頼できるお直し業者を選び、料金やサービス内容を確認すること。お直しを通じて、理想のスタイルを実現しましょう。​​

まとめ

ドレスのサイズ選びは、自分の体型を知り、ドレスの特性を理解することからはじまります。各ブランドによってサイズ表記が異なるため、実寸サイズを必ず確認し、試着を重視することが大切だということもわかりました。オンラインショップなどでは、独自のサイズ表や他の利用者のレビューを参考にすることで、サイズ感についての情報を得ることもできます。これらのポイントを踏まえると、より良いドレスを選ぶことができるでしょう。


適切なサイズのドレスを身につけることが、あなたの自信と美しさを引き出し、特別な日を素晴らしいものにしてくれるはず。この記事で紹介した7つの注意点を参考に、自分に最適なドレスを見つけてみましょう。